ビートたけしさんと

”ピンポーン♪”

メールが鳴った。楽天のメルマガか?
キャンペーンだのウザし。が、読みはハズレ。発明学会の会長からのメールだった。

「こんにちは! いつもお世話になりありがとうございます。番組の案内、添付します。内容、ご確認ください。よろしくお願いします」

発明学会 中本

ねえ、そこのあなた。今、私が新宿にある発明学会の本社ビルで月に一度、商品の販路についてセミナーの講師をしているのは知っているだろうか。

「知らない」って? はい。でしょうね。

コノセミナー、トテモニンキアルネ。

カタカナで書くと中国人に思わない? 俺だけか?

実は私、本当にセミナーの講師をしている。いろいろあって。
借金の肩代わりではありませんよ。

どういう経緯かというと。。。

ん~、気づいたら、なっていた。今思うと、そんな感じ(笑)

それはそうと、発明学会のホームページで確認できるので、恐ろしく暇だったら覗いてください。
「商品流通 販路拡大道場」マヌケな顔しています(*_*)

実物は… はい、もっとマヌケ顔です。

どれどれ、案内の添付ってなんだ?

「はじめてのたけし」 ん?

#はじめての特許 がテーマでビートたけしが主演。スカパー番組。

7月5(木)撮影。8月23日(木)放送。

ビートたけしが特許に挑戦。商品化になるか遠藤さんが審査員として審査をしてもらいます。

”へえ~、そうなんだ~” 俺がビートたけしの審査をするんだね。ふ~ん。

って、おい! (((((((・・;)

うそだろ? なにがどうなっているんだ? 

BSとは言え、世界のビートたけしさんと共演って? マジかよ… スゲ~

それも収録1週間前に。どうする?(´・ω・`)

そうだ、美容院に行こう! 
よし、パーマかけっぺ!\(^^)/

すぐさま行きつけのパーマ屋さんにTEL。

「もし、も~し、遠藤で-す。パーマかけたいの。空いてる?」

「ご指名ありますか?」あの~、何年も前からいつもあなたにやってもらっているんですけど。

「ああ、遠藤さんね。こんにちは!」大丈夫か。おい。(´・ω・`)

「ごめんなさい。今週は予約でいっぱいなんです、最短で今度の水曜日ですね」収録日の前日かよ。おばさんパーマかけたてホカホカになるじゃん。
(ノ_<。)

「いいよ。いいよ。それでいいよ」本当はよくないけど。( ・∇・)

「じゃあ、お待ちしていま~す」はいよ。

そして、予定通り、私はおばさんパーマで収録することになりました。

テレビ撮影当日。

発明学会の本社で集合。てか、制作スタッフ達がめちゃくちゃいるし。

発明学会の職員は気合が入って発明学会の商品をキレイにリニューアル展示。

自分の商品の「ぐるぐるとって」の展示もしてくれていたよ。

俗にいうあれだよ。

忖度(笑)

番組制作担当の〇〇さん(女性)と軽い打ち合わせをした。
何でもこの〇〇さんの母親が福島の猪苗代出身とのこと。一気に親近感が湧いた。

彼氏いるのかな? 何て言って誘ってみようか。

「ねぇ、今度一緒に北朝鮮に行かない? ダメ? だよね? じゃあ、コロンビアのゲリラ地区に行かない? イスラム国ならいいかな? フィリピンの刑務所巡りツアーは? ダメだよね? じゃあ、近くで美味しいものを食べるのはどう?」こんな感じで。

まあ、いつもの手口。無理なことを冒頭にかまし、当たり前のことを掘り下げる。アメリカの営業と一緒だよ(笑)

でもここは、ぐっと、こらえ打ち合わせに集中(°▽°)

「あれ~、遠藤さん、お昼食べました?」ん? おお~、も、もしかして、ランチのお誘いかな~? もう~、俺のことタイプならタイプと言ってもいいんだよ~~ 照れ屋さんなんだから~~\(^o^)/

「こちらで用意した仕出しのお弁当ありますからお好きなの食べてくださいね」と、笑顔の素敵な〇〇さん。

「…」妄想は無限だ。

「あっ、はい。ありがとうございます」でしょうね。でしょうね。

その後…

突然、あのビートたけしさんが登場。

ん~ん、オーラあるな。てか、スタッフの皆さんが急に緊張モード。

浅草キッドの水道橋さんとなんやら台本を見ながら打ち合わせ。タレントのべナン・ゾマホンさんもいた。ビートたけしさんの付き人をしているとのこと。

んで、早速収録開始。

始めは発明学会の会員の試作を見て、たけしさんらがダメだし。

いつもの口調だ。いいね。

それから2時間後。自分の出番が来た。
たけしさんらが考えたアイデアを実際に商品化するか決める。



「どうですか! 金玉が蒸れない男性用の下着でございます」と、プレゼンする世界の北野氏。



そして黙る自分… これは絶対に笑いを取りにいっているだけに違いない。無理っす。

「商品化はパスします…」落ち込む世界の北野氏。てか、どこまでギャグなんだよ。

「じゃあ、これは、どうでしょう、オイラの自信作でございます。コマネチしながらワインのコルクを開ける商品でございます。コルクに刺す部分はチン〇なんです。ウケること間違いなし!」



「…」

「いかがでしょう?」いかかでしょうって… イオンの店頭に並べられるかよ。チン〇の付いたワインコルクのオープナーなんて(@_@;)

「…」絶対、真面目に考えていないと思われます(笑) 

「商品化はこれもパスします…」(ノ_<。)

「はい。もう、オイラのアイデアはこれで終わり!」と、世界の…

「エッ?」(°▽°)

「はい、カット! お疲れさまでした!」と、ディレクターさん。

「あれ、もう終わりなの?」(@_@;)

自分の出番は数分で終わった。笑い取れなかった(ノ_・,)

てなわけで、最後に皆で写真を撮って終了。

感想は… はい、いい思い出になりました(°▽°)

よく考えたら、ビートたけしさんと仕事したんだ俺…

あとから驚いたくらいにして。ρ(・・、)

もし、タイムマシーンがあって、高校生の自分に伝えられたら果たして信じるだろうか?

「おまえ、30年後ビートたけしさんと一緒に仕事してテレビに出演するよ。しかも、たけしさんのアイデア商品を本人の目の前でダメ出しするんだ。アドリブでよ」とね。

まあ、信じないと思う(*_*)

おまけに、

「これからおまえ、金髪の外国のオネーちゃん達と狂ったように遊んだり、かと思えば、自分で特許出願して商品つくって全国各地の大手のスーパーやホームセンターに1人で納品して来るんだ。本も出版して本屋に並ぶの。んで、セミナー講師の依頼が全国から来て飛び回ったり忙しいぜ~」と話したら、380円で皿洗いのバイトをしている高校生の自分が聞いたら引っくり返るに違いない。

「これからのおまえの人生は素晴らしい」と伝えたいが、その一方で、聞いたら凹むこともあるはず。

たとえば…

「おまえ、一生独身だよ」

「…」きっと、こんな感じで無言になると思う。

人生はやはり知らない方がいい























































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