期待

福島市にあるドラッグストア(ハシドラック北店)に行った昨日の出来事。

駐車場に車を停めて、お店に入ろうとしたら、

若い男女が取っ組み合いをしていた。

”ふざけんなよ!”

ほう、浮気でもバレたのか?(^^)

女が浮気した方に賭けよう。

なんでって?

それはね、

男は冴えない奴でね、一方で、女の方は色っぽかったから。

早い話、騒いでいた女、オレのタイプだ。

浮気相手はこのお店の店長だったりして、と想像を膨らませ、

わーい、やれ、やれ~い、と野次馬根性で近づいた。

そしたらすぐに、

雰囲気が違うことに気づいた。

ん? 

とっさに、

野郎は万引き犯だと確信した。

「何? 万引きしたの?」

と、尋ねたら、

その色っぽい女性がオイラに向かって、

「そうなんです! この人、万引きしたんです! 私は警備員です、すみません、すぐにお店の人を呼んでください! お願いします!」と吐息が荒い。いや、息が荒い。

"ハア、ハア、"って、なんかいい感じだ。

つーか、この取り押さえてる物々しい現場って、

テレビでよく見る光景じゃないの?

いいね~! と、興奮してる自分。

またさ、その万引き犯の男が、やたらとデカイんだわ。

一方で、小柄の私服警備員の女性、見た感じ、30センチ以上も違うので、押さえているだけで精一杯の様子だった。

オイラであれば、210センチの野郎を取り押さえているようなもの。

大変だわな、と想像しつつ、

期待を裏切らないように、

ダッシュで、お店のレジに行ったわけさ。

"ダダダダ、ダダダダ!"

「ちょっと、早く来て!」と叫んだ。

「はーい。お待ちください(^^)」と、ハシドラックの店員さん。

ノンキかよ。。。( 〃▽〃)

「私服警備員が万引きした男をそこで捕まえているの。お店の人を呼んでだって!」

そしたら、

「はーい」と、再びノンキな答え。
(´・ω・`)

あの~~

”切迫感” っていう言葉知ってますか?
(*_*)

大丈夫かよ? 

なんか、特別なチャイムを鳴らしたようだ。

駆け寄って来たのは、薬剤師の細い兄さん二人。

お世話でも、強そうには見えない。

再び、

大丈夫かよ?

「落胆」という言葉を携えながら、事情を彼等に伝えた。

そして、急いで外へ。

そしたら、

見知らぬ、おじさんが、

「大丈夫かな、あれ。。。」と、不安そうな声でオイラに話しかけてきた。

揉み合っていた万引き犯と私服警備員のオネーちゃんが見当たらない。

おい?

どこ行った?

おじさんが "キョロキョロ"している。

このクソ爺もつかえねーし。

何も期待はしていない。

ただ、

どこにいるくらい、教えてくれよ。

大丈夫かよ?

この間、たった15秒で、

「大丈夫かよ?」

を心の中で連呼しているオレ(*_*)

そしたら、

お店の裏の方から声が聞こえてきた。

"離せ!"

泥棒が暴れて逃げたんだな、と思いつつ、

ダッシュ。

”逃げてみろ、この野郎! 日頃のストレス解消として、どさくさに紛れて顔面を蹴ってやっからよ。2、3発くらいなら、警察が来ても怒られないだろう。むしろ、褒められるべきだ。そして、私服警備員のオネーちゃんと仲良くなってやる! ”

と、心で叫んだ!

「死ね!」ってかい?

そうします。

それはそうと、マジで全力疾走。

こう見えて学生時代は陸上部のオレ。

地元の大会でさえ、

いつも予選すら通過したことなんてなかったけど(笑)

ほっとけ!

んで、

人生で希にない、大事な局面だが、

ここで、つまずいて転んだら、笑いが取れるかもと、いつもの自分が現れた(笑)

挙げ句の果てに、膝を擦りむいたくらいにして。

目の前は、

なんてったって、

ドラッグストアだから、薬はたくさんあるしね(笑)

店員さんに、

「ボクね、泥棒を追いかけようとしたら、すっ転んだの。バンドエイドください」(笑)

今回は却下。

本気で走る自分がいた。

おや? 

思ったより足速くね? 

と走りながら、自画自賛したりして。

何年かぶりに走ったよ。

ここで、

皆さんに伝えなければならない。

それは、

2日以内に変な筋肉痛がやってくるに違いないということ(笑)

50万円くらい賭けてもいい。

くる。パンパンって、太ももに。

話を置換えると、

毛ジラミを持っている女と分かっていながら遊んでね、

次の日、

毛ジラミをもらったようなもんだ(笑)

なんか股間が痒くなってきた。

つーか普通、盗まれたお店の店員が真っ先に窃盗犯に走って行くんじゃね?
(´・ω・`)

たまたま居合わせた部外者の自分が先頭になって突進してるし。
(´・ω・`)

んでもって、

暴れている万引き犯を捕まえた。

その万引き野郎、さすがに観念したのか、

「わかりました、わかりました、すみません」と白旗。

体がデカイだけで情けない奴だ。

何より、格好良かったのは、その私服警備員のオネーちゃんだよ。

なにがなんでも捕まえる気持ちが伝わってきた。

大したもんだよ。

下手したら、刺されていたかもしれない。

勇敢だよ。

きっと、どんな仕事でもすぐに上にのし上がるだろう。

腕力は関係ない。

必ず仕留める強い気持ちが大事なんだと改めて痛感したよ。

そして、

オレは、

恋に落ちた(笑)

「万引き犯の男に?」って?

そう、そう、体は大きいしね、泥棒って、なんか魅力的だよね?

って、こういうボケは今、

流行りません(*_*)

私服警備員のオネーちゃんにお礼を言われたよ。

「ありがとうございます!」

「いや、いや」

会話はこれで終り。

てっきり、

「お名前を聞かせてください、連絡先もいいですか?」となって、気づいたら、

ドラマのような展開へ。

あれま、あれまと、

デートになって付き合う予定まで想定していたのに。。。

ベッドの上で大事な部分を取り押さえられることまでも(笑)

が、

妄想は2秒で儚く消えた。。。

そして、

期待も。。。

薬剤師の兄ちゃんが、

「あの人、万引きしそうに見えないっすね」と、笑って話しかけてきた。

お前もノンキじゃね?
(∋_∈)

ドラッグストア「ハシドラック」は「ドラッグノンキ」にします。

「ドラッグノンキ」に私服警備員がいるということは、

万引きする奴がたくさんいるということの裏返しだ。

万引きするくらいなら、真面目に働けと言いたいが、

基本、バカな連中なので、常識なんて通用しないわな。

万引きを犯した人に対する罰則は、

「10年以下の懲役または50万円以下の罰金」だ。

何を盗んだのかは知らんけど、

高く付いたわな。

でも、必ずまた盗む。

バカだから\(^-^)/

ところで、ここで問題です。

この世の中で、

ケンカが最強なのはどんな人だと思う?

それはね、

格闘家ではないんだよね。

最も最強なのは、

痛みの感じない無痛症の人。

希にいるんだよ。そういう人。

もちろん、病気だ。

当然、何をされても痛みがない。

熱湯をかけられても感じない。

痛みを知らないので危険も感じない。

体はアザだらけ。

なので、長生きはできない。

痛みは人によって、とても大事な防衛反応。

痛みは「危険」だと自分自身が自分に教えてくれている。

だから、心の痛みを知らない人間は、

心がない。

窃盗犯を取り押さえ、事務所に連行する私服警備員のオネーちゃんの後ろ姿(お尻)に別れを告げ、店内に入った。

ん? (´・ω・`)

今、私服警備員と社員は事務所だよな。。。

万引きするなら、

今じゃね? と思ったりして(笑)

突然、

林修先生が目の前に現れて、

「いつやるの?」

「今でしょ?」

とか言っちゃって(笑)

本当に万引きして捕まったら、翌日の朝刊は確定だよね?(笑)

「ドラッグストアで万引きした男を取り押さえた勇敢な男性48歳がその直後、今度は私服警備員が店内にいないことをいいことに、店内にあった、虫刺されの「ムヒ」と「キンチョール」を盗み、現行犯逮捕。私服警備員が事務所にいると思い、チャンスだと考えたと自供している 福島北警察署」

(笑)

日本中からバッシング及び、地元からは永久追放だよ(笑)

この時期で言うと、熊本に行って、ボランティア活動しながら、その家にあった財宝を盗みました、みたいな(笑)

叩かれるわな(笑)

そして、事が終わり、

「ドラッグノンキ」でエリエールの贅沢保湿のテッシュを買って帰った。

一つだけ言えることがある。

それはね、

絶対にこのテッシュだけは、

期待を裏切らない(笑)




カードピック